フッ素樹脂コーティング【帯電防止】をご紹介します

機能

帯電防止

静電気による材料付着や引火、粉塵爆発などを未然に防ぐ
帯電防止コーティングはフッ素樹脂に導電材料を添加してフッ素樹脂被膜を形成します。 帯電している静電気は被膜を通過して金属基材に逃がし、静電気によって引き起こされる材料の付着や、有機溶剤などの引火、または粉塵爆発などを未然に防ぐ事ができるコーティングです。 導電性(表面抵抗、体積抵抗)は105〜109(Ω・cm)まで低くして静電気を逃がしやすくしてあります。
※耐食性が必要な場合は、下地層に絶縁層を設けて導通テスターによりピンホールがない事を事前に確認します。厚膜耐食ライニングと変わらない耐薬品性、耐食性を得られますので、より安全にご使用になれます。

フッ素樹脂コーティングしていない場合の問題点

フッ素樹脂コーティングしていない場合の帯電防止の問題点として次のようなことが掲げられます。
1.静電気の発生による引火の危険性
2.静電気による異物・コンタミの混入

事例とその効果

フッ素樹脂コーティングにより、様々な帯電防止に関する効果・改善が期待出来ます。

事例とその効果

フッ素樹脂コーティング後のトータルメリット

帯電防止を考え、フッ素樹脂コーティングにを施すことにより、全体で次のようなメリットを得ることが出来ます。
・生産性の向上
・製品の品質向上
・メンテナンスの時間と費用の削減

対応表

◎優秀 ○優 △良

非粘着 低摩擦 耐摩耗 耐薬品 標準膜厚 抵抗値 材質
TC-312E 30μ 105〜9Ω FEP
TC-222EH 30μ 105〜9Ω PFA
TC-233ES 30μ 105〜9Ω PFA
TC-235E 300μ 105〜9Ω PFA
TC-237E 800μ 105〜9Ω PFA
TC-426E 500μ 105〜9Ω ETFE

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